
映画『ガールズドライブ』の舞台挨拶が11月11日にヒューマントラストシネマ渋谷で開催された。
本作は、4人の女子高生が高校生活最後の夏休みに旅をして友情を深める青春ロードムービー。
この日の舞台挨拶は、11月10日の公開を祝して、出演者であるAKB48の山内瑞葵と山﨑空、脚本を担当した井上テテ氏が登壇し、トークイベント形式で開催された。
山内は「昨日無事に公開が始まりまして、昨日も今日も2日連続でこうして映画を見に来てくださっている皆さんの姿をこの目で見ることができ、とてもうれしく思います。何回も見てくださっている方もたくさんいらっしゃると思いますし、今日が初めての方もいらっしゃったりしてうれしいです。まだまだこれから上映が行われると思うので、たくさん見て、たくさん発見していただけたらうれしいなと思います。今日は来てくれてありがとうございます」と挨拶した。
山﨑は「昨日初日を迎えさせていただいて、その時もたくさんの方にお越しいただいたんですけど、今日もこんなにたくさんの方に来ていただいて、1日目と2日目、一緒にこの映画を盛り上げてくださってとてもうれしいです。ありがとうございます」と喜びを語った。
脚本家の井上は、山内とは昨年の舞台『六番目の小夜子』以来となり、井上は「その時は、僕は脚本じゃなくて演出だったので、直接しっかりと『おい、ダメだ!』(笑)」と演出していた当時を振り返った。
山内は「宮岡監督は全肯定の監督さんで…それぞれの監督さんで違いますね」とつぶやくと、井上が「俺がすごい否定する人みたいじゃないか(笑)」と嘆き返すと、会場は笑いに包まれた。
井上は舞台の時に山内に「瑞葵ちゃんですねって言ったら、『ずっきーです』と返され、ずっきーって呼ばなければいけないんだ」と感じたとのこと。そんな山内とキャスティングが決まった時は「うれしかったですね。ただ(山内は)おとなしいじゃないけど、真面目なんですよ。ちょっと真面目な印象があったので、この由佳ちゃんという役が掛け離れているイメージがあったので、これがずっきーなんだ!大丈夫かな…みたいな感じはありましたね」と当初の印象を語った。
山内は「私自身も、今まで演じてきた役が『六番目の小夜子』でも演じた明るくて真っすぐな子っていう役を頂くことが多かったので、今回初めてこういう一軍女子という、口が悪くていろんなことをガツガツ言う女の子を演じるのが始めてでした。私もすごく不安もあったし、テテさんは以前も私のお芝居を見てくださっていたので、今回は直接指導いただくことはなかったんですけど、撮影中も常に『テテさんがこの役を演じているのを観るんだ』と思いながらも、テテさんにも褒めてもらえるように『六番目の小夜子』で経験したことを生かして、今回は撮影に挑めたかなって思います」と自信を見せた。
井上は「よかったですよ。頑張ってるなと思って。本当によかったです!」と山内を絶賛した。
井上は山﨑の演技については「演技の経験が2回目ということで、初々しさがあって、すごくいいなと思って、不思議ちゃんの役に合っていてすごく良かったです」と褒めた。
山﨑は「ずっきーさんの『あ~ん』の返しが難しかった」と明かした。また「今まで心に秘めていた気持ちを打ち明けるシーンが一番良かった」と振り返った。
井上は「そこは核の部分なので、そこを挙げていただけるのはありがたいし、うれしいです」と喜んだ。
終演後には、山内瑞葵と山﨑空による映画「ガールズドライブ」完全教本(東京ニュース通信社)のムック本お渡し会、井上テテによるサイン会が実施された。




