STU48でキャプテンを務めている今村美月(24)が3月9日、ブックファースト新宿店で1st写真集『月の位置』(東京ニュース通信社刊)の発売記念イベントを開催した。

本作の撮影は、今村の地元である広島県、岡山県をロケーションに実施。3泊4日のロケの中で、今村がSTU48の活動でゆかりのある広島港や尾道のほか、今まで訪れたことがなかったというゲレンデ、のどかな佇まいを残す真鍋島(岡山県)の島宿へ行ったりと、さまざまな場所で今村の姿を切り取った。今村らしいキュートな姿から、大人っぽい表情まで余すことなくたっぷりと収めた写真集となっている。

STU48今村美月 1st写真集「月の位置」(東京ニュース通信社刊)撮影/HIROKAZU
イベント前の発売記念会見に登場した今村は、「カメラマンのHIROKAZUさんに、背景が見えるような写真をたくさん撮りたいと言っていただいて、見てくださった方に写真集を通して、一つの物語を想像していただけるようなものを作ろうと撮影しました」と語った。
また、アイドル7年目にして、水着やランジェリーの撮影に初挑戦。ランジェリー姿で、特技の書道にチャレンジをしたカットについては「なかなかない経験だったので、面白いなと思いながら撮影させていただきました」と撮影を振り返った。

お気に入りのカットとしては、胸元がカットアウトされた大人っぽい衣装でソファーに腰かける写真を挙げ、「広島のヲルガン座をお借りして撮影した1枚で、撮影を始めたばかりで撮ったカットだったということもあり、まだどのような写真集になるのか、自分でつかみかけているタイミングでした。『こういう雰囲気を出した方がいいよ』と撮影スタッフの方のアドバイスもいただきながら撮る中で、この写真にある“たそがれ感”や憂いのある表情が出せたのかなと思い、お気に入りです」と理由を説明した。


写真集を発売したことに対してのメンバーからの反応について聞かれると、「石田みなみちゃんは、写真集を買ってくれて『雰囲気が全部良くて、表情の作り方が好き』と感想を言ってくれました。あとは、信濃宙花ちゃんは、写真集を私に持ってきて『全ページにサインしてください!』と言われて(笑)。写真集は、預かっていて家にあるので、あとで全部のページにサインをして返そうと思います!」と話して笑いを誘った。
今村の慕うAKB48の小田えりなにも写真集を渡したか聞かれると、「まだ見せられていないんですけど、サインを書いてお送りする予定です」と明かした。もし直接渡せる機会があれば、なんと言って渡すかと突っ込まれると、「どうしよう…。ちょっと恥ずかしいんですけど、『私のすべてを見てください!』と言って渡そうと思います(笑)」とはにかんだ。

写真集の撮影前に体を鍛えたりするなどの準備をしたかと尋ねられると「『ありのままで挑もう!』、『今の自分を残しておこう!』と思って挑んだので、特別にこれをしたということはありません。ただ、写真集が決まってから撮影に入る間に、クリスマスやお正月を挟んでいたこともあり、耐えきれずに、ケーキとかを食べてしまって…。その後からちょっとずつお菓子は控えましたね(笑)」と話し、等身大の自分の姿を写真集に残そうという思いがあったことをユーモアを交えて明かした。


写真集の点数を求められると、「出来上がった写真集を自分で見ていても、自分じゃないと感じるくらい綺麗に撮影をしていただいたので満点です!でも、美月という名前なので、『満月です!』と言わせてください」と満面の笑みを浮かべた。

今村は昨年のクリスマスライブでグループ卒業を発表。3月31日に広島国際会議場フェニックスホールで卒業コンサートを行う。卒業を控えた今の心境を聞かれると、「卒業を発表してからの時間は、本当にあっという間に過ぎていって、正直、少し焦っている部分もあります。ただ発表をしてから、STU48として活動をしてきた7年間を思い返すことが多く、本当に幸せな7年間だったなと感じていますね。最後まで皆さんと笑顔で一緒の時間を過ごせたらいいなと今は思っています」とほほえんだ。また「セットリストも全部自分が考えて、自分のやりたかったことを詰め込んだ卒業コンサートにするつもりです。『STU48をやりきる』という一つの大きなテーマと、あとは出演してくれるメンバーみんなの良さを出しつつ、一番は観てくださる方に喜んでもらえるようなコンサートを作ろうという気持ちで、当日、観た人たちが寂しい気持ちではなく、明るい気持ちで終われたらいいなと思っています」と卒業コンサートに向けての意気込みを語った。

