女優の石井杏奈(26)が10月24日、HMV&BOOKS SHIBUYAで1stスタイルブック『AN(エーエヌ)』(宝島社)の発売記念イベントを開催した。
本書は、26歳になったばかりの石井の天真爛漫な笑顔から大人っぽく魅力的な表情まで、映像作品では見ることのできない姿を多数収録。誌面では、貴重な私服や愛用品の公開や、兄弟との座談会、100の質問回答、9000字を超えるロングインタビューも掲載されている。

石井は「今年に入ってからマネジャーさんたちと、20代のうちに生きたあかし、これからの糧になるような、今までの経験とか全て詰め込んだ本を1冊作りたいっていう話をしていたんです。今回実現して、いろんな方の協力のもと出来上がりました。プライベートのことも仕事のことも全て詰め込んだ作品になったので、本当に感慨深いなと思います」と発売を迎えた心境を語った。
お気に入りページは、兄妹4人が揃った写真を紹介。「4人きょうだいで、昨年弟が20歳を超えて全員成人しました。今までずっときょうだい仲良くて、それぞれ目標や夢は全然違うんですけど、それぞれがいろいろな道を歩いていく中で、1回こういうスタイルブックをきっかけに4人で写真を撮りたいなって思っていたんです。一番最初に提案した企画でもあったんですけど、4人に許可を得て、今回撮り下ろしていただいたので、このページが一番のお気に入りページです」と選んだ理由を語った。

見どころを聞かれると、「全部説明するとすごく時間がかかってしまうんですけど、いつも仕事として着飾ったり、メークしたり、容姿をしっかりしてお仕事に行くことが多いので、そういう意味では表現者としての表現の仕方の違いなどが、いろいろこの中に詰まっているなって思いますし、あと言葉一つまで全てこだわって、自分の言葉を書きたいということで全てこだわって言葉も書かせてもらったので、そこも一つ見どころになるのかなと思います」とアピールした。
タイトルについては、「これは母がつけてくれたんですけど、私の名前の杏奈がローマ字で書くとANNAなので、『ANで行って次にNA戻ったら、もうこの“AN”だけで杏奈って読めるんじゃない』っていう母のアドバイスの下、それを採用させてもらいました」と明かした。

本書をどのような人に見てほしいかという質問には、「私26歳なんですけど、この年で社会人になって夢に向かって頑張る人たちがたくさんいると思うんですけど、それは年代問わず、性別問わずたくさんいると思うんですけど、やっぱりそういう方に見ていただきたいなと思います。自分も夢を追う人間の一人なので、今まで壁だったり崖だったり、いろんなこと経験してきた上で感じたことをこの1冊に詰めたので、そういう方に見ていただけたらなと思います」と呼びかけた。

また、本書の帯に“最初で最後のスタイルブック”と書かれていることについては、「2冊目は考えていないですし、最初で最後と断言します。全部を詰め込んだので、もう1回作るとなっても、きっと同じものができると思うし、本当に満足のいく作品になったので、自分の人生でスタイルブックっていう本を発売するのは最後かなと思います」と言い切った。しかし「100万部売れても最後ですか?」と尋ねられると、「100万部売れたら考えます……って言いたいところなんですけど、本当に最後です」と強調していた。

