杉咲花、映画『市子』で女優主演賞を受賞!自分にとってかけがえのない出会いになった作品!

女優の杉咲花(26)が2月14日、めぐろパーシモンホールで行われた『第78回毎日映画コンクール』の表彰式に出席した。
1946年に創設された毎日映画コンクールは、日本の映画産業の振興に寄与し国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された国内最高峰の映画賞。演技、作品はもちろん、撮影や美術、録音などのスタッフ、日本映画を代表する名女優田中絹代の名を冠する賞など、幅広い部門を設けている。
杉咲は映画『市子』で女優主演賞を受賞。「素敵な賞をいただき光栄に思っております。何より劇場に足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございます。物語に関わる中で、1人で何かを成し遂げるということはできないと思っているので、この賞は映画に関わった皆様と喜びを分かち合いたいと思います。自分にとってかけがえのない出会いになった『市子』という作品に関われたことを誇りに思います」と感謝を述べた。
その後、戸田彬弘監督も登壇。花束を手渡されると、杉咲は満面の笑みで受け取った。
本作へのオファーにあたり、戸田監督からの思いが詰まった手紙を受け取ったという杉咲は、「『自分にとって分岐点になる作品だと思っています』ということが書かれていて、それだけ勝負に出ようとしている作品で、自分自身のことを求めていただけたことも嬉しいなと感じています」と当時の心境を述懐。
作品については「言葉にできないような感覚に襲われる脚本で、現場に立って演じた時に、どんな場所に連れて行ってもらえるんだろうという未知の感覚があって、早く現場に行きたいなと思いました」とコメントした。
また、受賞したことで自身の女優への思いに変化はあるかと聞かれると「とてもありがたく思っているんですが、変化というものはあまり感じていなくて。評価というものは他者の中にあるものだと思っているので、私は引き続き、この先も粛々と作品に向き合っていきたいなという気持ちなんですが、やっぱりこのような場所でこの機会をいただけたことで、まだ細々と映画の上映が続いているので、興味を持っていただけるのかなと思うと、それはやっぱりすごく嬉しいです」と笑顔を見せた。

第79回毎日映画コンクール | 毎日新聞
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