『第57回ミス日本コンテスト2025』が1月27日に東京・新宿の京王プラザホテルで行われ、歌手・石川さゆり(66)の姪(めい)で俳優の石川満里奈さん(19)がグランプリに選ばれた。石川さんはミス着物にも選ばれ、W受賞を果たした。

グランプリ発表で名前を呼ばれた石川さんは、大粒の涙をこぼしながら「まさかグランプリをいただけるとは思っていなくて、本当にうれしくて涙があふれてしまいました」と声を震わせた。
続けて「ミス日本の勉強会が始まったばかりの頃は、感想など終わった後の気付きをすぐに自分の言葉でパッと伝えることができない自分が本当に悔しくて、他のファイナリストの方たちが本当にうらやましく感じていました」と苦労を明かした。
そして「ここまで支えてくださった運営の皆様、講師の方々、そしてなにより他のファイナリスト11人のみんながいつもそばで支えてくれました。本当にありがとうございます」と感謝を述べ、「私はまだ19歳で、10代の終わりですが、未来を背負う若者の気持ちを伝える代表として、いろいろな活動に取り組んで参りたいと思います」と意気込みを語った。
受賞の喜びを一番に伝えたい人を尋ねられると「支えてくれた母に伝えたいです。体調管理だったり、衣装の準備も、母が私のために一緒に考えてくれました。まずは母に感謝を伝えたいです」と笑顔を見せた。


コンテスト終了後の囲み取材では「今日は自分の力を出し切れただけでも満足だと思っていたので、まさかグランプリ、そしてミス着物の賞をいただけるとは思ってもいませんでした。すごくうれしいです!」と声を弾ませた。
ミス日本へ応募したきっかけを問われると「俳優として芽が出ずに悩んでいた時期があり、他の道を探そうと思っていた時に、ミス日本の勉強会に出会い、自分をもっと高めたいと思って参加しました」と理由を語った。そして「勉強会を通じ、講師の方々の目の輝きを見て、自分の決めたことは最後まで貫くことの大切さを知りました」と成長を実感したことを明かした。
今後は「言葉や表情や演技などを通して、見てくださる方々の人生の一部になれるような俳優を目指します」とし、俳優として目標とする人物を尋ねられると「小さい頃から長澤まさみさんが憧れの存在です。身長もすごく高くて、そのスタイルを活かした演技やモデル活動もされているので、一番の憧れです」と目を輝かせていた。


ミス日本コンテストでは、グランプリの他、ミス日本の各賞として、準ミス日本、ミス着物、海の日、みどりの大使、水の天使が選出される。
「準ミス日本」には、大阪府出身で東海大学児童教育学部2年の長尾巴菜子さん(20)が選ばれた。

「みどりの大使」には、長野県出身で国際基督教大学教養学部1年の佐塚こころさん(19)が選ばれた。

「海の日」には、千葉県出身で中央大学理工学部3年の高橋彩乃さん(21)が選ばれた。

「水の天使」には、大阪府出身で早稲田大学創造理工学部3年の高坂実優さん(21)が選ばれた。

ミス日本コンテストは「日本らしい美しさ」(内面・外見・行動)を磨き上げ、社会で活躍することを後押しする日本最高峰の美のコンテスト。容姿だけでなく心の持ちようや社交性など幅広い人間性を審査し、将来、日本に元気や活力をもたらすような人物に成長することを願い、選抜や育成を行う。1950年から開催され、これまでに女優の山本富士子や藤原紀香らを輩出している。

