映画『Good Dreams』の公開記念舞台挨拶が10月19日にユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、本作で主演を務める渡辺隆二郎、ヒロイン役の松田有咲が、共演の寺坂頼我、ぶっちゃあ、メガホンをとった井上竜太監督と共に登壇した。
本作は、東京の下町として古き良き時代の日本を残す亀戸でオールロケを敢行し、売れない俳優が人助けのために街を奔走する姿を描いたヒューマンドラマ。亀戸で生まれ育った俳優・渡辺隆二郎がキャリア30年目にして映画初主演を果たし、ヒロインのリンちゃんを松田有咲、りゅうちゃんの弟分を寺坂頼我、「徐楽」の店主を諏訪太朗、2人を温かく見守る商店街のおばちゃんを藤田弓子、物語の鍵を握る人物をお笑い芸人のアキラ100％こと大橋彰が演じる。
渡辺は「無名の主役ですから、本当に公開になるのかなと心配でした。この日を迎えることができて他人事のように嬉しいです」と笑いを誘いながら、公開の喜びを語った。松田は「昨年の夏に撮影を行ったのですが、1年経ってから公開を無事に迎えることができて、舞台挨拶も開催することができて本当に嬉しく思います」と笑顔を見せた。
撮影の経緯を聞かれると、渡辺は「監督からは20年前から映画を撮ろうと言われてましたが、リップサービスだと思ってました。それがどんどん形になっていって嬉しかったです」と吐露。松田は「いつか井上監督の作品に携われたらいいなと思ってましたが、この映画もリンちゃん役を演じることも分からなかったので、台本をいただき、読ませていただいた時にやりたいとは思いました。練習を重ねていくうちにその思いが強くなり、結果的にリンちゃん役を演じることができて本当に嬉しかったです」と振り返った。
亀戸の撮影について、地元の渡辺は「知ってる人たちが周りにいたので、恥ずかしかったです。亀戸の人たちが知らない場所を監督が見つけてくれたので、いい発見ができました」と語った。
その一方で、地元が神戸の松田は「いい意味で『東京にこんな町あるんだ！』と思いました。自分の地元ではないのになぜか地元に帰ってきた気持ちにさせてくれるような温かい場所で、本当に好きになりました。前回の試写会では『亀戸にはいろんなお店があるので、行きたいと思います！』と言いましたが、先日行ってきました。撮影でお世話になった徐楽（中華料理店）のご夫婦などとお話をして、感謝の気持ちを伝えることができて本当に良かったです」と明かしていた。
映画『Good Dreams』は、10月18日（金）よりユナイテッド・シネマ豊洲ほかにて公開中。
