映画『翔んで埼玉 ～琵琶湖より愛をこめて～』のイルミネーション点灯イベントが11月14日に埼玉県さいたま市のコクーンシティ内の広場で行われた。
2019年公開の前作「翔んで埼玉」は、埼玉県民が虐げられている架空の世界で、GACKT扮する「麻実麗」や二階堂演じる「壇ノ浦百美」らが東京都に行くために必要な通行手形の撤廃などに向けて戦うストーリー。埼玉の自虐ネタ満載で大きな話題となり、ヒットした。続編となる本作では、麗たち埼玉解放戦線が更なる日本埼玉化計画を推し進めるべく、埼玉県人の悲願である「海」を越谷に作るため未開の地・和歌山の白浜を目指して大海原へと乗り出す。
この日は出演者が県内各地で映画をPR。点灯式イベントにはGACKT（50）、二階堂ふみ（29）、加藤諒（33）、益若つばさ（38）が登壇し、約2000名の観覧客が駆けつけた。
GACKTは「みんなこんな寒い中、待っていてくれて非常にうれしいです」と挨拶し、「こんなに寒いので、このイベントもぱっぱと終わらせて帰ろうと思います」と冗談を飛ばし、会場を沸かせた。
二階堂は「この埼玉県民の日に、埼玉に来ることができて、埼玉県民の皆さんとお顔を合わすことができて本当にうれしく思います！イェーーイ！」と声援に応えた。
加藤は「今日このイベントのチケットを手に入れるために朝5時から並んでくれた人がいたと伺っています！本当に来てくれてありがとうございます！」と感謝を述べた。
益若は「埼玉県民の日にディズニーランドに行かずにこのイベントに来てくれてありがとうございます！」と笑顔を見せた。
点灯式のカウントダウンでは「3、2、1」の掛け声の後、GACKTの「埼玉に光をーー!」の叫びでイルミネーション点灯予定であったが、「このレベルじゃいけない。埼玉ってこんなものなの」とGACKTがカウントダウンを仕切り直した瞬間、まさかの先に点灯してしまうハプニングが発生。しかし「これも埼玉らしいね」とコメントすると、会場は笑いに包まれた。その後再び仕切り直しで、GACKTの「埼玉に光をーー!」の掛け声で点灯を祝った。
GACKTは作品の魅力について「パートIIは話が無駄に広がっています。埼玉だけでなく、ほかの県の人も巻き込んで非常にはた迷惑な映画となりました。パートIで埼玉の方たちには寛容な心で受け止めていただきましたが、きっと関西の方たちには受け止めてもらえないだろうと非常に不安でなりません」と明かした。
二階堂は「パートIIはより羽振りのいい作品になっております！その分、かなり色々な地方に飛び火をしておりますのでちょっと心配もあります」と吐露した。
最後にGACKTは「この作品は僕らだけで完成されている訳ではなく、ここにいる皆が劇場に行って、笑って、知らない人たちと感動を共有して初めて完成する作品だと思っています。埼玉県民の皆様にはそれぞれの埼玉色にこの映画を染めて頂き、一緒に盛り上げていって欲しいなと思います」と呼び掛けた。
二階堂は「パートIでは映画ファンとして沢山の方に劇場に来て頂けて本当にうれしく思っておりました。皆さんの『翔んで埼玉』への愛で、パートⅢに向けて盛り上げていきたいと思います」と更なる続編に意気込みを述べ、会場からは拍手が巻き起こり、点灯式イベントは大盛況のうちに終了した。
映画『翔んで埼玉 ～琵琶湖より愛をこめて～』は、11月23日（木・祝）より全国公開。
『翔んで埼玉 ～琵琶湖より愛をこめて～』
2023年11月23日（木・祝）全国公開
配給：東映
©2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会
