実写版『シンデレラ・コンプレックス』メディア向け先行試写会レポート

実写版『シンデレラ・コンプレックス』のメディア向け先行試写会が11月28日に行われました。
本作はSORAJIMAが制作する大人気Webtoon作品であり、マンガMeeにて累計7500万PVを突破した、教師と生徒の不倫を描いた禁断の作品です。
試写会終了後に出演者の渡辺大貴さん、井口綾子さん、藤咲凪さんにインタビューを実施しました。

渡辺大貴(陽介役)

役作りで取り組んだことについて
陽介がストーリーにおいて、キーになる役と思っていました。陽介は人に好かれるスキルを持っていて、目の前にある損得勘定だったりを優先するので、人にうまく嘘をついたりして、周りの人間を傷つけていくところがあります。そういう陽介の人に好かれる要素と、内にある悪い部分の二面性をうまく出せるように気を遣っていました。

撮影で苦労したことについて
陽介の二面性をどう出していくのかという点です。シーンによっては、どういう感情を抱いているのかなど、蓄積されたものを表現しながら臨んだため、撮影前の段階でかなり準備しておかないといけないこともありました。

撮影で印象に残ったエピソードについて
あさイチで撮影したシーンでセリフをかなり嚙んだことがありました。また怒ったり怒鳴ったりするシーンでは、意外なタイミングで声を出したりするので、カメラマンがビックリしてブレることがありました。

見どころについて
教師と生徒の不倫を描いているディープな内容だったり、陽介のリアルな日常の悪の部分を観ていただければと思います。

井口綾子(舞役)

役作りで取り組んだことについて
クランクイン前に原作の漫画を好きで読んでいました。舞のキャラクターであるほんわかさだったり、突き進むピュアさを雰囲気的に柔らかく出せるようにしました。撮影に入った時に監督から台本の深い読み方を教えていただいたので、撮影が進むごとにセリフの裏の裏まで考えるようにしていました。

撮影で苦労したことについて
どのシーンの撮影でも苦労したことはあったと思いますが、特に不倫を見つけるシーンは、ドラマの起点になると思いました。良いシーンにしたいと思ったので、撮影前に気持ちを入れて、もし自分が不倫されたらということを考えながら演じたことが、思い入れのあるシーンになり、工夫したシーンにもなりました。

撮影で印象に残ったエピソードについて
撮影期間中に作品に対する思いや愛情が強まったので、作品をより良くしたいという気持ちが強くなりました。靴が落ちるシーンでは、監督から靴を落として欲しい所の要望がありました。時間も迫っていましたが、靴を脱ぐタイミングが難しく、次がラストでいこうという時も全然違う所に落ちてしまいました。でも良かったと思えるように終わりたかったので、撮り直しを申し出て、最後にうまくいった時は嬉しかったです。

見どころについて
不倫ドラマのようなドロドロした作品のスリリングな部分も含め、舞も由良も精神的に弱くて依存してしまうのが裏テーマみたいになっているところと、不倫や浮気はしないと思っている人でも自分もこういう弱い部分が有るみたいなことを思いながら観ていただき、ドロドロで衝撃的な展開を楽しんでもらえればと思います。

藤咲凪(由良役)

役作りで取り組んだことについて
原作を読ませていただいたんですが、由良ちゃんと自分が性格的にすごく似ていたので、意外でした。実際にドラマの一番最後のセリフは過去に言ったことがあるくらいです。自分自身も人に依存してしまう部分があったりと、自分と重なる部分が多かったので、監督にアドバイスをもらいながら、いかに自然に演じるかを意識していました。

撮影で苦労したことについて
帰宅しても役が抜けないことがありました。振られるシーンを10回位やったりと、人生でそんなに振られることはなかったので、振られたシーンの撮影後は辛かったです。振られないハッピーなシーンの撮影の時は嬉しい気持ちのまま帰ったりと、役を持ち帰ってしまうようなことがありました。

撮影で印象に残ったエピソードについて
演技が初めてということもあり、撮影開始時は試行錯誤しながら演じていました。撮影後半からは、監督からの指示がなくても自分で芝居を考えてきたシーンがあったりと、演出をつけなくても由良になりきることができていたことに成長を実感しました。あと泣くシーンは監督に酷いことを言ってもらいながら演じたことが記憶に残っています。

見どころについて
シンプルに由良のシーンを観てください。

実写版『シンデレラ・コンプレックス』
配信開始:2023年11月30日
内容:全12話(1~3分×12話)
配信:ショートドラマアプリ「BUMP」

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